先延ばし癖

やらなければいけないことがあるのに、つい後回しにしてしまう、またはなかなか手をつけられない。

誰もがそんな経験をしたことがあると思います。

日々、そんな状態で悶々としているという人も多いでしょう。生活、仕事等、私達は常に大なり小なり、やらなければならないことを抱えているものです。

そして、そんな先延ばしばかりの自分を変えたいと悩んでいる人もいるかもしれません。

物事にとりかかれず、後回しにすると、一時的には精神的な負担が軽くなるイメージがあると思います。

しかし、後回しにするということは、いつまでも、その物事が解決されず、精神的なストレスをかえって増大させてしまいます。

物事を何でも先延ばしする癖がある人は、慢性的な疲労を抱えてしまい、身体的な疲労へとつながっていきます。

先延ばし癖のある人は、「頭ではわかっているのに出来ない自分」を責めてしまい自己嫌悪感に陥っている場合が多いのです。

また、違う事に逃げていると頭の片隅には常に、先延ばしした事が頭にある為、集中力も低下し、作業効率も悪くなります。

しまいには、先延ばしした事が頭の中で肥大化し、ますます難しく思えて手をつけられない「負のループ」におちいってしまいます。

では、どうすれば先延ばし癖を改善できるのでしょうか?

やる気が出るまで待つのでしょうか?

もしくは、一つの事をやる気で乗り切ったとして、そのやる気はずっと続くでしょうか?

先延ばし癖を改善するために、よくある方法として、やる事リスト(TO DOリスト)を作り、消していくという方法があります。

これは、やる事を可視化することで、行動を起こしやすくなります。

ただ、やる事リストを作っただけでは、なかなか改善されません。リストを見て、いっぱいになっちゃうなんてことも、あるでしょう。

大事なことは、

リストにあげるタスクはとにかく、小さくて良いのです。

ハードルを下げて、先延ばししている事を行動に移せるような、その前の小さな行動でよいのです。

小さくても実際に行動ができれば、達成した感覚は次への勢いに繋がります。小さな行動を達成する事で、次への行動を促すことが出来るようにすれば、先延ばし癖の改善の第一歩につながります。

先延ばし癖のある人はけっして、ダメな人間ではありません。ちゃんとしたいと思っている人ほど、真面目で、ある意味完璧主義かも知れません。

自分の理想と現実で落ち込んでいませんか?そんな自分が嫌だなと思ったら、

小さい行動から始める。

それが始めの一歩のようです。

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